基調発題について その2

 今晩は。
 大会実行委員長の埼玉の内田です。
 基調発題の魅力について、その2です。
 基調発題というと、小難しくてわからないと言う印象を持たれる方もいると思いますが、伊藤さんの基調発題は、自分の実践と沖縄が抱える問題から生まれているので、わかりやすいものになっています。
 伊藤さんの基調の魅力は、人が公共的な場で通用することばを獲得して行く過程が、構造的に見えるよう整理された提起となっているところにあると、私は見ています。
 ①教師の権力性を停止させ、そばにいる大人として生徒の前に現れることで生み出されることば。②行事の中でつくり出される生徒たちの新たな関係性の意味とそこから生まれてくる生徒のことば。③国語の授業(『こころ』の授業実践、憲法を読む実践)で生徒のことばを引き出し、鍛えてゆく過程。④担任として服装規定改定要求に生徒と取り組んだときに、生徒達が学校の支配的文脈を相対化し、自分たちに必要な公共性をつくり出していったこと。以上の4点が発題の柱になっています。
 さらにこの4点に共通する特徴として、⑤ことばを獲得して行く生徒達と伊藤さんとの間に相互作用があります。相互作用、すなわち互いに理解を深め相互に学ぶ、まっとうなコミュニケーションが成立しているということです。
 まあ、こんなふうに書くと、やっぱり小難しい、と言われてしまいそうですが、ここで基調の文章を公開するわけには行きませんので、こんなまとめで勘弁して下さい。
 提起されている内容の構造がはっきりしているので、議論も組み立てやすく、参加しやすいのではないでしょうか。大会当日の全体会で、①~⑤の論点にいろいろな視点から意見が出され、議論が進むことを期待したいと思います。

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