『18歳を市民に 高校生活指導』200号をお楽しみに!

                                静岡・絹村俊明

 高生研の機関誌、『18歳を市民に 高校生活指導』の編集を担当している絹村です。私が編集長になって2号目、通算200号の『高校生活が、第54回高生研大阪大会直前の7月末に発行予定です。現在、依頼した原稿が続々と集まりつつある段階です。
 200号記念ということで竹内常一さんが特集論文を飾ります。竹内さんは、1962年、高生研結成準備会の事務局長となり、手書きのガリ版印刷で『後期中等教育をすべてのものに』(高生研通信)を発行し、翌年の高生研結成を導きました。この『後期中等教育をすべてのものに』が出発点となり、半世紀以上の時を重ねて現在の『18歳を市民に 高校生活指導』200号に至っているわけです。竹内さんは、高校生活指導運動の生みの親であり、「生き証人」でもありますから、「ここは、あなたしかいない!」と逡巡される竹内さんを説得し、200号記念論文の執筆を引き受けて頂きました。ただ、常に自身の生活指導論を更新している竹内さんのことですから、過去を振り返ってどうのこうのというより、今現在、そしてこれからの生活指導実践と生活指導運動のあり様について語っていただけるのではないか、と期待しています。高校生活指導誌では久々の登場の竹内論文を是非、お楽しみに。
 特集実践も200号記念にふさわしいものです。第1特集のテーマは「生徒の声を聞き取ることから」。生活指導とは、「生徒の声を聞き取ること」から生徒の生活現実をつかみ取り、その生活現実を変えていくことを促すことで生徒の成長を図る営みです。そうした生活指導の原点を実践の中から探ろうという試みです。
 第2特集は、「ジェンダー視点から見た高校教育」。私たちの「18歳を市民に」という課題をジェンダーの視点から見たとき、高校教育実践や授業教材、学校組織やそれをとりまく教師や職員、保護者などにどのような課題がうかびあがるのかを検証します。その課題とは、私たちの、社会変革を見通した新たな学校づくりの地平をひらくものとして登場するのかもしれません。乞うご期待です。
 ついでに、来春201号企画の私案もご披露します。ひとつは「18歳選挙権と高校教育」。18歳選挙権が現実味を帯びてきた昨今、今、高校生の「政治教育」はどうなっているのか、またどうあるべきなのかを問いたいと思います。いまひとつは「『なめられる』教師が新たな教育の地平をひらく」。夏の全国大会問題別で田中幸恵さんが提起する「なめられ教師論」にかかわっての特集です。以上は、まだまだ私案の段階です。「いや、こういうテーマのほうがもっとおもしろいよ」という意見がありましたら是非編集グループに寄せてください。それから、全国各地で報告された実践を是非、ご紹介ください。「優れた」実践である必要はありません。等身大の「ちまちま」と生徒と格闘している実践、大歓迎です。

199号は現在発売中!!
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