一般分科会1 HRづくり分科会 S君との関わりの中で 大阪・城塚俊彦

 みなさん、こんにちは。城塚俊彦と申します。商大堺高校に赴任したのは7年前。5年前に初担任を持ち、2度卒業生を送りました。今年度は1年生のグローバルコースの担任を持ち、学年副主任・生徒指導学年チーフを担当しています。新入生の担任はまだ2回目なので、担任としても、一教員としてもどれだけのことを教えられたかわからないですが、どうにか1年半を終えることができました。その中で集団づくりをどのようにしていくか、と意気込んでいました。…(大会紀要原稿より)

 ところが、城塚先生、初日からS君に面食らいます。

「始業式の日、朝のHRは当然全員そろって挨拶を。と思っていたが彼(S君)は挨拶終了後10秒ほどして「あ~~~」と大きなあくびをしながら入って来た。「おはよう!早速どうしたねん?寝坊か?」と聞く僕に「いや別に……。教室わからんかったから」と答えた。手には紙パックのジュース「いちごミルク」を持っていた。…(その次の日もチコクしてくるS君)…「おはよう。おい、2日連続やぞ。どういうこと?」と聞くと「いや、別に……」とS君。手には同じく「いちごミルク」。…その日から彼のニックネーム?裏の呼び名は「いちごミルク」になった。そして、LINEで「いちごミルク君、変じゃない」「いちごミルク高校デビュー?」などがグループで書き込みされるようになる。…」(同上)

 S君は、入学にあたってこんな作文を綴っていました。

「落ちると思っていた。別にこの高校にどうしても行きたいって思っていた訳でもない。…小学校はずっといじめを受けていた。学校に行けば靴がなかったり、教科書が破られていたりした。殴られもすれば蹴られることだってあった。…中学では今思うと恥ずかしいくらい、いきがっていたと思う。自業自得。その言葉通りの中学生活。…気付くとまた一人だった。…この作文を読んで同情したりしてほしくない。過去について、別に気にしていない。ただ、書いた。それだけ。それ以上でもそれ以下でもない。」

 こうして、S君とクラスと城塚さんの波瀾万丈の1年間が始まります。S君はどうなったか。お楽しみに!

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