生活習慣病は生活習慣を変えることから~糖尿病対策はダイエットにも有効~その1

1、はじめに
 私は現在56歳である。約13年前に高血圧の治療を始め、以来2ヶ月に1回通院を続けている。高血圧は母親の持病で、母親は64歳で亡くなり、母親の兄妹たちも高血圧で2人死亡している。
 私自身、40歳を越えた頃に、肩こりで首が回らなくなったことがあった。車の運転で左右の確認をしようとしても、首を回すことができなかった。痛みはやがて激痛に変わった。湿布薬などを貼ったものの、いっこうに痛みは改善しなかった。その頃の体重は100キロを超え、不規則な食事と飲酒がその原因であった。
 実家の近所に住む中学時代の同級生の女性がくも膜下出血で死んだことをきっかけに、医者に行ったところ、「高血圧を治療しなければいつ倒れてもおかしくない。」と言われた。高血圧の薬を処方してもらい、薬を飲んだところ、張りつめていたものが身体からスウッと抜けていくような感覚があった。不思議なことに、高血圧の治療薬を服用するようになって肩の痛みを感じることはなくなった。
引っ越しをした関係もあって10年前に通院する病院を変えた。新しい病院では、最初に血液検査と尿検査があり、7,8年前から高血圧の他に高脂血症であることが判明して、食事と運動不足に注意するように言われるようになった。また、3,4年前に「糖尿病の予備群です。」という診断が下った。
 そして、昨年(2013年)の10月31日のことである。前回夏に検査したときの血糖値が110から169に変化し、HbA1cの値7.1が8.8に跳ね上がっていた。いつもは優しい口調のY先生は、「この前、食事と運動不足を改善してくださいと言ったはずです。あなたも努力しますと言いましたよね。しかし、何もしなかったからこういう結果が出ているのです。HbA1cの値が改善されずにひどくなるようでしたら入院していただくことになります。」と言い、「次回の診察は2ヶ月後ではなく、1ヶ月後の11月28日にします。」と言い切った。そして、「血液検査の後に、栄養指導をしてもらいますから、食事の記録を持ってきてください。」という言葉が加わった。
 10月31日以前の食事は、朝食抜きでダイエットをめざしていたものの、夕方には缶ビールや缶チューハイを飲んで、酒の肴を食べ続けていた。帰宅途中では、いつもコンビニによって、おにぎりとサンドイッチを買って食べていた。野菜類はほとんど口にすることはなかった。犬の散歩は続けていたが、朝10分くらい歩いただけだった。万歩計をなくしたこともあって、記録を取ることを止めていた。体重は95~96キロを維持して、ダイエットをしていたつもりだったのにいっこうに体重は下がらなかった。 

岡野 一男

<続きは明後日>