問題別分科会4「福島の現状とどう向き合うか」

問題別分科会4「福島の現状とどう向き合うか」  提起者 遠藤大輝・内田理
 大震災から1年以上たった5月時点で、福島県では16万人の人が避難を強いられ、そのほとんどの人が生活を回復できる見通しを立てられない状況にあります。津波の被災地とは質の違う様々な困難があり、放射能汚染という現実は正確なことを把握し、理解するだけでも大変なことです。この原発の事故は、明らかに人災なのですが、日本の政治とそれに依拠した経済活動がもたらした人災でした。未だに誰ひとり責任が問われず、必要な法律は作られず、1年以上たつのに除染もろくに進みません。
 日本社会の問題が凝縮されて現れているように思えます。
 そんな状況の中で、シティズンシップ教育を目指す私たちは、生徒達に何をどのように伝えることが必要なのでしょうか。秋田大学学生の遠藤大輝さんと内田による提起をもとに、分科会で皆さんと検討・議論したいと考えています。
 遠藤さんは、秋田大学の学生さんですが、ご自身が浪江町出身で、秋田に避難されている福島の人たちを支援する活動をしています。私は昨年に引き続き、理科の授業の中でこの問題を取り上げてきました。
 避難をしている人たちの困難、浪江町など避難区域などになっている汚染地域が抱えている問題と、将来への不安と見通しなどを遠藤さんの提起から聴くことができると思います。
 私は理科で「福島で何が起きたのか」と題して授業をしたことを紹介します。原子力発電所が何をしているところでどんな問題を抱えていたのか、放射能・放射線とは何か、放射線は生物へどのような影響を与えるのかなど、必要な基礎知識を生徒が獲得することと、福島を中心とした放射能汚染地域の現状を知り、それをどう考えるのか議論することを授業として試みました。
 この二人の提起をもとに参加者の皆さんと、福島の現状とどう向き合い、生徒達に何を伝え、何を考えさせるのか、検討したいと思います。
内田 理

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