東と西のはざまで3

いよいよ、明日から全国大会である。

こ のブログも今日が最終回ということで、自ら選んだとはいえプレッシャーがかかる。担当者からも心配していただき、痛み入る。「東と西のはざま」ということ で3回連続の最終話は、私が今年4月から「東住吉高校」に転勤したことから東西南北のつく学校名をあげて話を構成しようと思っていたが、1話、2話よりさ らにどうでもよい話で、ブログ最終回には到底ふさわしくない。よって、この話は今後どうでもよいときのネタにとっておくことにする。では、いまからの話はどうでもよくない話かというとそうでもないが、まあ、高生研のことについて書く。

みなさんは、高生研がリニュアルしてからの大会や基調や機関誌に、なにがしかの違和感を抱いたことはなかっただろうか?“違和感”というと語弊があるのでもっとフィットした言い方があるかもしれないが、そ れまでの高生研にはなかった、あるいはあったが顕著でなかった、または何かの陰に隠れていた、そんなもの。その感覚は12月の「なめ教」分析で一層強まっ た。この感覚をいまは言語化することはできない。ただ単に思いすごしなのか、はたまた高生研の新たなストリームを創っていくものなのか。そんな思いで臨む 全国大会、懐かしい顔との再会と新たな出会いに期待する。では、全国大会でお会いしましょう。

機関誌も準備完了

IMGkikanshi202

最新の機関誌202号です。

紹介はこちら。

会員の方は直接宅配されています。

会員じゃない方はまだ店頭に並んでいません。

直接購入できる機会が高生研全国大会です。

参加することで更に詳しく学べます。

しかも、店頭価格よりお値打ち!

高生研全国大会2016東京大会(和光大学・和光高校)まで間もなく。

多くの方の参加をお待ちしています。

高校生活指導202号ができました!

                     編集長・絹村俊明
 全国大会に先立って、8月上旬、高校生活指導202号が皆さんのお手元にお届けできることになりました。
 今号の第1特集は、「性の多様性と学校教育」。2015年4月、文科省から教育委員会等に「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」という通知が出され、本年4月には、その手引書のようなもの(「周知資料」)も公表されました。また、電通の最新調査によれば、8%がLGBTなどの性的マイノリティーであるという結果が出ています。
 男女2分法、スクールジェンダーに縛られている現在の学校は、多様な性を生きる生徒たちにとって大変生きづらいものとなっています。発達障害の生徒と同様、性の多様性を学ぶことは、どんな生徒にとっても生きやすい学校や社会つくるために不可欠なもののはずです。本特集は、性の多様性を学ぶことがどういう教育的な意味を持つのかを探り、性の多様性にかかわる教育実践の方向性を指し示すものとなっています。
 性の多様性にかかわる実践を集めることは困難を極めました。今の教育現場の実態を物語っていると思われます。そういう意味でも掲載された実践は、最前線で「苦闘」されている大変貴重なものであると思います。当事者からの、これまた大変貴重な報告・論文を掲載することができ、特集に厚みができました。今回、編集にご協力いただいた、渡辺さん(埼玉大)、松尾さん(静岡大)の論文も大変読みごたえがあります。
 第2特集は、「教育における政治的中立性とは」を提起するものです。これは、201号に続く第2弾です。先の参議院選ではじめて18歳選挙権が実現されました。今、私たちは、「政治教育」をどうのようにとらえ、そして実践していくのかが問われています。とりわけ各地で「紛争化」する気配もある「教育における政治的中立性」にかかわる問題について、実践を通して検証する企画となりました。実践は、模擬授業の首藤さん、生徒会実践の酒田さんというお馴染みのべテラン実践者に加え、今年の全国大会の一般分科会で報告する和光高校の橋本さんの授業実践が掲載されています。これらの実践を、三重の岡村さんが「教育における政治的中立性とは」を切り口にして分析しています。この岡村分析論文は、あいまいな「教育における政治的中立性」という問題を、「あいまいさ」を「引き受ける」ということも含みつつ、かなりクリアに整理した論文として際立ったものだと思われます。是非、岡村さんの提起に学びながら、教員への「思想弾圧」的状況に対抗していければと思います。
 最後になりましたが、この時期の高校生活指導といえば、当年度の全国大会の基調発題が、全国大会より一足早く読める号だということを忘れてはいけません。今年は、沖縄の伊藤香織さんの「封じ込められたことばを解き放つー小さな私が大きな世界と語るためにー」。沖縄の思いがぐんぐん伝わってくると同時に、そういう思いを表出する「ことば」を教育実践の中でどう紡いでいくかを学び合う基調発題になっています。機関誌の紙数の関係で、本番(大会紀要)よりも若干ダイジェスト的にはなっていますが、事前にお読みになって全国大会にご参加されると、討論に参加しやすいかと思います。
お楽しみに!