いよいよ明日から!! つくば大会!!

筑波山

 

 

 

 

 

 

 

 

つくばの地で感じられるのは、
体と暮らしにフォーカスする生き方、
人が人に照らされて輝ける関係性。

頭と心へのアプローチには限界があると
早くから気づいていた人たちがつくばにはいます。
そのような人たちの知恵と生き方を体で感じに来ませんか?

つくば大会現地組織係 小柴

 

明日からいよいよ「つくば大会」が始まります。
8月8日現在、参加申込者は107名になりました。
当日参加の方がきっとたくさんおられることでしょう。
みなさんとお会いできるのがとても楽しみです。
元気と勇気がもらえる大会を、いっしょにつくっていきましょう。
台風11号が近づいていますので、気をつけていらして下さい。
つくばでお待ちしております。

つくば大会現地会場係 礒山 馨

初日の交流会「太鼓集団『響』と太鼓を楽しむ」 に関係して

先日(7月26日)、大会の交流会「太鼓集団『響』」と関係深い『HIBIKI Cafe』について

TBSラジオ<土曜朝イチエンタ 堀尾正明+PLUS! 人権Today>で取り上げられました。

音起こししたものをお伝えします。

不登校経験者が運営する『HIBIKI Cafe』

埼玉県桶川市に、今年の4月、あるカフェがオープンしたということでおじゃましてきました。
『HIBIKI Café』という名前で、運営するのは、県立浦和商業高校の出身で「太鼓集団 響」のメンバー4人です。うち、3人は定時制の出身で、小中学校時代に不登校の経験があります。その一人、<不登校だったメンバー>にこのCafeを始めたきっかけを聞きました。
やり直せる場所っていうのが、ここ最近少なくなっているのかなって思っているところがありまして、何か学びたい、というような個人的な欲求も満たせるような場所でもありたいですし、学び合えるというか、支え合えるような場所にもしていけたらなと。 ひらたく言えば、浦商定時制のような、学びの場所をもう一度作る、と。生徒が主人公っていうような学校作り。学校行事を生徒が手作りで、自分たちで責任を持ちながら、学校生活を充実したものにしていく。そこにやりがいみたいなものを見つけて、学校生活を送ることが出来ました。
<彼>は小学校5年生の時、先生のちょっとした一言で、学校に通えなくなり、中学校もその状態が続きました。しかし、浦和商業定時制高校に入学してから、毎日通えるようになり大学にも進学しました。<彼>にとって、定時制の高校が自分をやり直せる場所になったんです。そして、高校で太鼓と出会ったことから、今では太鼓のプロとして活動しています。その一方で、浦和商業の定時制が2008年に廃校になったので、それをきっかけに、HIBIKI Caféを企画したんです。
JR桶川駅から歩いて数分の住宅街の中の一軒家をモダンな作りに改築してあります。中に入ると、文庫や新書がたくさん並んだ本棚や、ゆったり座れるソファ、スタッフと近い距離で話すことが出来るカウンター席などがあります。また、ここで勉強したい、という若者がきたときのために、おしゃれなランプの付いた一人用の机も用意されています。好きなように、のんびりと、いたいだけいられる雰囲気をかもしだしています。
店舗責任者の<メンバーの一人は>、自分の不登校の経験が接客にも活きているようです。開店して3ヶ月、<彼女>は次のように話していました。
「何名か、やっぱり不登校の子を持つお母さんですね。から相談に実際お店に来られたりして、お話を伺ったことがあるんですけど。あと実際、遠いところから来て頂いて、『学校に今行けていないんだ』と本人が来てくれたりとかして、私たちの経験とかをお話させて頂いたりとかしながらです。私だったらここでコーヒーを入れたりとかして、『今辛くても何かきっかけがあればすぐ変わって、気分も変わって前に進みだすことが出来るんだよー』っていう話をさせて頂いたりとかしているんですけど。」
もちろん、コーヒーを楽しむだけでもかまいません。<彼女>は、本格コーヒーを提供できるよう、コーヒー豆や焙煎を覚えるため修行をし、こだわりのハンドドリップを習得しました。食事メニューも充実しています。スタッフの<別の一人>は、こんな風に話してくれました。
「ほんと、いろんな人にですよね。不登校の子ももちろんですけど、普通におじいちゃんおばあちゃんとか、そういう人も気軽に来れるようなそんなカフェ。誰でも来れるような、保留コーヒーとかもあるんで、お金がない人でも本当気軽にそういう風に来て頂けたらなーと。」
「保留コーヒー」とは、耳慣れない言葉ですが、イタリアのミラノ発祥で、お金に余裕がある人が一杯分多くお金を払い、その分をお金がない人がコーヒー一杯を飲むことができる、というものです。取材でおじゃました日は、120杯分の保留コーヒーがたまっていました。
またこの日は、月に一度行われている、浦和商業の定時制を題材にしたドキュメンタリー映画の上映会の日でした。来ていた方は、何回目かの来店だったようですが、保留コーヒーの形で寄付したこともあるということなので、お話を聞いてみました。
★もちろんコーヒーを飲めるところはありますけど、想いのあるところって必ずしも多くないかなって思っているんで、そういう意味で応援するって言っちゃあれですけど。
★ひとつのモデルケースとしてここが成功すれば、小さな光がみえてくると思うんで、そういう意味でも応援させてもらっています。
月一で行われているメンバーのルーツがわかるドキュメンタリー映画の上映会は、本日7月26日の夕方から行われます。上映会の詳細や、桶川の「HIBIKI Café」については、HPをご覧ください。

『HIBIKI Café』
http://blog.livedoor.jp/hibikicafe/
※この放送を録音したもの(MD)は、礒山がもっています。

大会交流会情報 つづき 8月10日分 

昨日からの続きです。
8/10のグループ企画の交流会について

参加申込:
「1.教師になったころ、何に困っていたか? 教師は舐められてはいけないのか?」
「3.ケーススタディを読み解く『あなたならこの場合どうしますか?』」に参加したい人は、インフォメーションボードにある参加希望者名簿に16時までに名前を記入してください。どちらも先着20名ですが、若干の追加は可能です。
「2.HRづくりの『ツール』・学級通信を読み合い、語り合う会」については、参加申込の必要はありません。直接会場に行って下さい。

1.教師になったころ、何に困っていたか?
  教師は舐められてはいけないのか?   (大会グループ主催)
  会場→2203                    【担当=久田晴生】
  「生徒に舐められるな」「生徒をしめる」「生徒を仕切る」「黄金の一週間」などに象徴されるように、教師とりわけ担任が最も重視すべき姿勢・行動指針は生徒を権力的にコントロールすることにあるという風潮(時には学校の指導方針)が現場を席巻してはいないでしょうか。そして、それを無批判のまま受け入れ邁進する人、疑問を持ちながらも従う人、そうではない指導が必要と考えるもののどうしたいいか分からず苦悩する人……、とりわけ良心的な若い先生方は困っているのではないでしょうか。そこで、自分自身、教師になった頃、何に困っていたか(あるいは今困っていること)、また学生の人は教師になった時、何が不安かを出し合い、「管理」と「指導」の問題を、改めて考えたいと思います。またこのことが、これからの高生研をつくっていく上で、どう関わるかついても考えたいと思います。参加費300円(軽食+飲み物)で食事をしな がら、日ごろ感じていることを自由に思いっきり語り合いましょう。17時40分開会です。

2.HRづくりの『ツール』・学級通信を読み合い、語り合う会
(編集/通信グループ主催)
  会場→2204              【担当=絹村俊明、井沼淳一郎】
  「学級通信」は担任が発信する、生徒・保護者向けの「メディアツール」とも言えます。同時に、学級通信を読むと、その書き手である担任の「指導性」のようなものを読み取ることができます。生徒や保護者に担任が伝えたいことをどう効果的に伝えるか、学級通信を使ってどのような HRづくりをしようとしているのか、実際に発行された学級通信を読みながら、参加者みんなで語り合います。学級通信の持ち込み大歓迎!お腹もすく時間ですので、お菓子を持ち寄ってお腹の足しにしましょう。皆さんのご参加をお待ちしています。17時40分開会です。

3.あなたなら、この場合どうします?  (理論・実践研究グループ主催)
  会場→第2食堂                   【担当=相良武紀】
  つくばスタイルのパーティセットを取り寄せ、自由なテーマで語り合うワールドカフェ形式交流会です。日々高校生の成長を願って実践研究されている皆さん、生徒達に学校秩序への適応を求める生徒指導とは「違う」実践研究をされている皆さん、お互いが培っている教育観や指導観を、抽象的な議論ではなく「実践論」としてワイワイガヤガヤ交流できればという主旨の交流会です。当日は、高校の教育現場ではよくある場面を設定し、「自分がその場の教員であったならば、こう関わるだろう」というアイデアを共有し合いながら、それぞれの関わり方とそれを裏付ける考え方について、楽しく学び合えればと思います。具体的な場面は(予測できぬ日常と同様)当日にお伝えしますが、学級や生徒会指導など「生徒主体の自治活動へのあなたの関わり」が問いとなります。是非、ご参加下さい!岡野八代さんも参加です。持ち込み大歓迎。3年ものの手作り梅酒をもって来る人も。参加費は、アルコールありが2800円、アルコールなしが2400円です。
  17時40分開会です。

大会交流会情報 8月9日分

大会の交流会についてPRです。

 

全国大会では大小さまざまな交流会が行われます。

全体会や分科会で得たものを、

仲間と語らいないがら、あらためて反芻したり、

自分のことばに置き換えていくような大切な意義があります。

次につなげる。明日につなげる。

以下の交流会をぜひ活用してください。

 

現在準備中の主な交流会(まず8/9分)のあらましです。

最新の情報は大会でのインフォメーションボードを確認してください!!

 

 8/9の交流会企画

参加申込:交流会に参加したい人は、インフォメーションボードにある各交流会の参加希
望者名簿に16時までに名前を記入して下さい。
「1.基調を深める」は先着15名。「2.発達障害の若者の就労支援活動」は、先着20名。「4.若者ワールドカフェ」は先着20名ですが、若干の追加は可能です。「3.太鼓を楽しむ」は、交流会終了後、各自で食事をとって下さい。

1.基調を深める
会場→レストランL’esprit “Brasserie 2plats”(つくば駅から2分)
【担当=酒田孝】
基調発題を語り合うのは、レストランL’esprit “Brasserie 2plats”。パリの街角にある食堂そのままのブラッスリードゥ・プラで。2platsは、直訳すると『2皿』。前菜を一皿と主菜を一皿で表現する気軽に楽しめるつくばスタイルのフレンチレストランです。一人2600円です。おいしい食事をいただきながら、全体会での基調討論の続きを熱く語り合いましょう。18時開会です。

2.発達障害の若者の就労支援活動
会場→カフェ・ベルガ(筑波学院大学から遊歩道を歩いて約15分)
【担当=小柴架奈子、穂積妙子】
つくばカピオホールの敷地内にある、総ガラス張りの素敵なカフェが「カフェ・ベルガ」です。詳しくはしおり6頁の『常陽リビング』の記事をご覧ください。そのお洒落な外観からは意外ですが、ここは就労支援事業A型を実施している施設でもあります。若者の就労支援の現場を見て、責任者の吉田美恵さんから事業の概要を話していただきます。また、八郷で農業分野での若者支援をされている佐藤ゆりさんのお話も伺います。夕食付なので、参加費2000円(軽食+ソフトドリンク)です。18時開会です。

3.太鼓集団「響」と太鼓を楽しむ
会場→第2食堂
【担当=早見雅彦、坂田尚之】
太鼓集団「響」は、埼玉県立浦和商業高校定時制の太鼓部を母体とする太鼓集団です。復興支援先の東北からつくば大会に駆けつけてくれるのは、イギリス公演でも中心に活躍した飯島学さんです。「響」は事務所を桶川市に、稽古場(響スタジオ)を本庄市児玉町飯倉に構え活動しています。2014年事務所のある桶川に響プロデュース、若者たちの居場所HIBIKICafe(ゆったりしていてコーヒーがおいしい)をオープン、映画「月明かりの下で」の夜間定時制高校で、若者の居場所の必要性と意義を発信しています。
映画では、2002年の入学から2006年の卒業までの4年間、そしてその後へと、生徒一人ひとりに寄り添った貴重な映像が、テレビ放映を経て、ドキュメンタリー映画となりました。
開会行事での演奏に続いて、交流会では「響」の指導者のもと参加者が太鼓をたたき交流を深めます。
プロの凄さと太鼓の楽しさが味わえる貴重な機会です。ぜひご参加ください。17時30分開会です。

4.若者ワールドカフェ(青年教師・学生のつどい)
会場→2203
【担当=久田晴生】
初めて会った同士でも気がねなく話ができ、かつみんなの意見も聞けるといいですね。つくば大会での「青年教師・学生のつどい交流会」は、ワールド・カフェでやりましょう。「何?それ」と思う皆さん、ぜひ参加してみて下さい。交流&話し合いのファシリテーターとして、つくば市民大学の徳田太郎さんをお願いしています。ワーク・ショップなどの運営に興味関心がある方の参加も歓迎です。参加費300円(軽食+飲み物)で食事をしながら、楽しく語り合いましょう。17時30分開会です。

書籍販売について

今年の「書籍」は、参加者自身が、自分が作成した本、売りたい本、
各地の高生研で作成した本などを持参し、書籍コーナーにおいて販売し、
売れ残った本は持参した人が持ち帰る、というものです。
売上げは持参した人にすべてお渡しします。
書籍を販売したい人は、本部(2202)で、書籍販売の受付をして下さい。
書籍コーナー(販売場所)は第2食堂です。
<書籍を販売したい人>
1.本部(2202)で書籍販売の受付をしてから、書籍コーナーに本を持って行って
下さい。
2.書籍販売の受付では、受付用紙に記入し、書籍販売用封筒に、持参者名、書籍名、
持参冊数、値段(原則として百円単位の価格設定にして下さい)、
販売期間(9日・10日・11日に○を付ける)、本のPR、等を記入して下さい。
  ※別の紙にさらにPRを書きたい人は、本部で紙をもらって書いて下さい。
3.販売場所の第2食堂は、毎日施錠しますので、書籍は置いたままにしておいて大丈
夫ですが、
その日の販売が終了したら、売上金は持参者が持ち帰って下さい。
書籍係は売上金の管理はしません。

以上、よろしくお願いします。

礒山 馨

7/29(火)現在の参加申込状況

北海道:1名
青森:4名
秋田:3名
岩手:1名
茨城:7名
栃木:1名
群馬:7名
埼玉:5名
千葉:6名
東京:10名
神奈川:2名
山梨:1名
長野:1名
静岡:4名
愛知:2名
三重:2名
福井:1名
滋賀:3名
京都:4名
大阪:6名
和歌山:1名
兵庫:1名
鳥取:1名
島根:1名
広島:1名
熊本:5名
沖縄:4名

計85名

まだまだどんどん申し込んでください。
申込先はこちらから→申込フォーム
簡単に申込ができます。

それからお薦めホテル(ホテルマークワンつくば(029-875-7272))の予約〆切りは7/31(喫煙室ですが・・・まだ若干空室があります。詳細はこちらから)。
お急ぎください!

<理解し・共に働く社会に> 発達障害者の就労をサポートする 友遊舎 カフェ・ベルガ

『常陽リビング』2014年7月5日号より

障害者の社会参加を応援しようと、障害者の親や関係者が会社を立ち上げて1996年に開店したカフェ・ベルガ(つくば市竹園)では、2012年9月に茨城県指定障害者福祉サービス事業所として発達障害のある人の就労支援を開始。カフェで社会訓練をしたり、サポートオフィスでスキルトレーニングを行う一方、企業には発達障害への理解と雇用を働きかけるなど「特性を生かした就労ができるよう」奮闘している。

カフェ・ベルガの厨房で社会研修中のBさん
カフェ・ベルガの厨房で社会研修中のBさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェ・ベルガを運営する有限会社友遊舎(吉田美恵代表)は、障害者の親たちによるつくば市福祉等連絡協議会の有志が設立し、つくばカピオの開館に合わせて隣にオープンした。

サポートオフィスでの取り組みは、平成24年度茨城県新しい公共支援事業「提案型モデル事業」の一環としてつくば発達障害就労支援協議会(ウニベルシタスつくば、NPO法人艫づな会、(株)Kaien、茨城県保健福祉部障害福祉課、つくば市保健福祉部障害福祉課)が実施主体となった「発達障害のある若年層への就労支援モデル事業」を引き継いだもの。

つくば市天久保に事務所を構え、おおむね20歳~35歳の発達障害者および発達障害の傾向がある人で障害福祉サービス受給者証を取得している人(ない人の相談可)を対象に、さまざまな訓練を行う。

主な内容は

▽ビジネススキル・トレーニング

(パソコンの基礎や電話応対などビジネスの基礎力を学ぶ)

▽ワークサンプル・トレーニング

(さまざまな職種の疑似体験)

▽就職セミナー

(就職活動プロセスの理解から履歴書の書き方まで)

▽キャリアカウンセリングなど。

訓練期間は最長2年間。

「その間に、一人でも多くの人を社会に送り出したい」と願う指導員たち。理解不足による企業側の壁もあるが「発達障害の能力の偏りを理解してもらい、得意なところを生かせる仕事はたくさんあると思います」と代表の吉田さん。

◇   ◇   ◇

発達障害者支援法が定める発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、その他これに類似する脳機能の障害。中にはそれらが重なり合うこともあって状態はさまざまだが、見た目は健常者と変わらないため理解されにくく、見過ごされてうつなどの精神障害や不登校、ひきこもりなどの二次障害を発症することもある。

現在、訓練中のAさん(31歳)は、大学に入学した18歳の時に発達障害という言葉に出合い、しばらく後に発達障害と診断された。自分も親も初めて知る結果だったが、自身の胸の内では長年の違和感に答えが見つかった気がした。

「例えば時間の管理が苦手で朝起きられないとか、学習意欲の減退、自分のことばかり話す、人が笑っている理由が分からないなどちょっとしたズレです」とAさん。

次第に授業についていけなくなり、卒業を目指すものの8年間通った末にやむなく退学。それでも中学時代から磨いてきたパソコンスキルは優れ、自分に合う仕事を見つけたいと訓練に励んでいる。

また、カフェ・ベルガの厨房で社会研修しているBさん(27)は以前、飲食店で働いていたが別の店に異動になって多忙を極め、プレッシャーから仕事を続けられなくなった。しばらく休んでいたものの働く意欲が湧き、カフェで実習を積みながら社会復帰を目指している。

Bさんには「自分から話しかけるのが苦手」という特性があり、スタッフから積極的に声掛けをするなど具体的に支援する。

月1回のケース会議で話し合う指導員たち
月1回のケース会議で話し合う指導員たち

 

 

 

 

 

 

 

そうした一人ひとりの特性と問題を見極め、能力を伸ばしていくために指導員(計10人)は毎月1回ケース会議を開いている。

仕事上の注意や言葉掛け、タイミング、褒め方、普段の観察など情報交換は細部にわたり、「ここでの目標は自己理解、自己変容、問題解決能力です。そのためにどのようにフィードバックするかにかかっている」と意思統一。

そんな地道な支援が実り、過日も地域のスーパーに一人就職。先輩に続こうと実習や体験を希望する訓練生が増えている。

「誰もが働きやすい職場や環境があれば彼らの能力が発揮されます。社会に貢献できる人材が活用されないのはもったいない。まずは見学や体験で彼らを受け入れてほしい」と吉田さん。

アンデスの音色に魅せられて

『常陽リビング』2014年5月24日号より

ケーナ奏者 渡辺大輔(わたなべ だいすけ)さん
ケーナ奏者 渡辺大輔(わたなべ だいすけ)さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南米ペルーやボリビア発祥の民族楽器「ケーナ」に魅せられた渡辺大輔さん(つくば市、33歳)は、2013年春8年間務めた公務員を辞めプロ奏者としてスタートを切った。日々「究極の音色」を求めながら、伝統音楽のほか幅広いジャンルの音楽に取り組み、源流は紀元前にまでさかのぼるというケーナの可能性を引き出そうと活動。5月31日(土)には「音楽世界紀行」と題したコンサートをかすみがうら市とつくば市で開く。

朗々とした音色は、遥か遠くまで響き渡る。

「丸い息やとがった息、板状の息をどんな角度で当てるとより良い音になるか、日々試行錯誤しています」

楽譜がなく、先人の演奏やアンデスに伝わる歌を階名や奏者の「耳」で伝えてきたとされるケーナは音程によって長さもさまざま。表裏7つの穴を指で押さえて音を操るが、大事なのは息の吹き込み方。練習では一音に3時間以上かけ音を磨き上げることもしばしば。

尺八とフルートとオカリナを足して3で割ったような音と説明されることもあるが「ケーナにはそのどれにも当てはまらない、美しい音があるんです」。

中学でXJAPANにはまりエレキギターを手にしたが、ある程度のレベルに達すると限界を感じた。そんなロック少年に運命の出会いが訪れたのは筑波大学入試の帰り道。まずまずの出来に満足しながら大学構内のバス停に立っていると、付近の茂みから聞こえてきた音に体が震えた。

南米の伝統曲「リャキルナ」のメロディーラインに、かつて夢中になったXJAPANや久石譲の音楽に通ずるものを感じた。

入学後にその演奏者を探し出してフォルクローレ愛好会に入り、毎日のように夕方から翌朝まで練習に没頭しめきめきと上達。

四六時中ケーナと一緒だったが、3年生の時スランプに陥った。限りなく完璧に近い音が出せた前年冬の演奏会の成功体験がどうしても忘れられなかった。

そんなある日、ある漫画で宮本武蔵が力任せに太刀を振り回す描写を目にした。肩の力を抜き、再び武蔵が刀を振るうと太刀はうなりを上げた。

それは、良い音を出そうと躍起になり周囲に自分の能力を見せびらかそうとしていた自分を思い起こさせ、無駄な自尊心は音に微妙な雑味を生み出すことを気付かせてくれた。

やがて就職活動や卒業論文のため半年ほどケーナから遠ざかると、無性に吹きたい気持ちがこみ上げ「ケーナが本当に好きなんだ」と再認識した。

頭の片隅で「いつかプロに」と思ってはいたものの、国内のプロ奏者はごくわずか。

卒業後は紆余曲折ありながらも25歳で土浦市役所に就職。環境や障害者福祉の分野を担当し、市のイベントや施設のクリスマス会などで演奏を披露した。

また、フォルクローレの国内トップを走るグループ「マヤ」にも認められ、コンサートやツアーに参加。そんな日々でもプロへの夢は断ち難かった。

かつては両親と進路を巡って大喧嘩になるなど「家族が賛成してくれる夢を何度も見ましたよ。うれし泣きして目が覚め、『ああ、また夢か』と」。

ところが2012年秋、突然母親から「やりたいことをやりなさい」と逆に背中を押された。職場でも遅咲きの挑戦を祝福してくれた。

守谷でのライブの様子
守谷でのライブの様子

 

 

現在はライブ活動や個人レッスンのほか、公民館講座の講師や自身のセルフプロディースなど多忙な日々が続く。

今後はフォルクローレという音楽の枠を超え、ケーナが生きる音楽ならばアイリッシュや北欧のメロディーなどどんなものにでも挑戦したい。

そのためにも大学2年のコンサート以来ほとんど出せていない「あの音」を常に出せるようにしたい。

ケーナの長い歴史の中で誰も出したことのない「究極の音」を確立することが、さまざまなプロが技術を競う中で自分に残された最後の領域だと思っている。

同時に、18歳の運命の日に聞いたあの感動を多くの人に伝えたい。

原点である「リャキルナ(人々の悲しみ)」に込められた情感を風に乗せれば、アンデスの響きは山を越えて谷を越え、聴く人の胸に届けられる。

 

ライブの問い合わせ:090(9108)8357/渡辺さん

現地企画のご案内

○2日目昼食時の企画

齋藤さだむ写真展「不在の光景」

つくば市在住のフリー・フオトグラファー齋藤さだむ氏が2011年被災地福島で撮影した写真の展示を行います。この写真群は2012年4月にいわき市美術館で展示された作品です。
齋藤氏は筑波大学芸術学系技官を退職後、フリーの写真家として独立、個展やグループ展への出品も多数あります。また今回、齋藤氏の写真と福島在住の詩人若松丈太郎氏、アーサー・ビナード氏がコラボレーションして作った単行本「ひとのあかし」(発行清流出版)の展示、即売も行う予定です。8月10日、筑波学院大学第2食堂が展示会場です。

八郷の食品販売・歌・踊り・昔話

八郷とは、茨城県石岡市の中にある地域のことで、学園都市から筑波山を挟んで反対側に位置しています。筑波山のふもとにある八郷には、美しい農村が広がり、米やさまざまな野菜、そして季節の果物が栽培されています。もともと八郷で暮らしていた人々の他に、他県から移住した人々が住んでいます。つくば大会での食品販売をお願いした佐藤ゆりさんは、約10年、障害をもっている人ももっていない人も共に地域で生活し、働くということで活動している市民団体「わっぱの会」(名古屋)で生活支援の仕事をされていました。その後、2005年スワラジ学園で半年、あとの半年は鹿苑農場で研修生として、1年間百姓暮らしを学ばれました。2006年10月から石岡市(旧八郷町)に住み、百姓暮らしをしています。つくば大会2日目の昼食時に八郷で百姓暮らしをしている佐藤さん夫婦や八七技耕夢展さんがいらして八郷の農産物を使った加工品や食べ物の販売を行い、手作りシロップをかけたかき氷などが食べられる予定です。昼食場所のつくば大学院第2食堂で行います。

とまきゅう

農家

○交流会企画(1日目 9日夜)

カフェ・ベルガでの美味しい食事と就労支援のお話販売所

つくばカピオホールの敷地内にある、総ガラス張りの素敵なカフェがベルガです。そのお洒落な外観からは意外ですが、ここは就労支援事業A型を実施している施設でもあります。若者の就労支援の現場を見て、責任者の吉田さんから事業の概要を話していただきます。また、八郷で農業分野での若者支援をされている佐藤さんのお話も伺います。夕食付なので、参加費は2000円です。(軽食+ワンドリンク)

 

青年教師、学生のつどい

初めて会った同士でも気がねなく話ができ、かつみんなの意見も聞けるといいですね。つくば大会での青年交流会は、ワールド・カフェでやりましょう。「何?それ」と思う皆さん、ぜひ参加してみて下さい。交流&話し合いのファシリテーターとして、つくば市民大学の徳田太郎さんをお願いしています。ワーク・ショップの運営に興味関心がある方の参加も歓迎です。場所は学院大学内を予定しています。食事を持ち寄っての交流になるよう、検討中です。カフェという名前ですが、飲み物は出ません。でも、差し入れはあるかも!
※太鼓集団「響」と太鼓を楽しむ もあります! 詳しくは「開会行事のご案内」で

 

開会行事のご案内

フォクローレ演奏家グループによる南米音楽演奏

 

オープニング企画として、地元つくば市を中心に活動している若手フォルクローレ演奏家グループによる南米民族音楽をお楽しみいただきます。リーダーの渡辺大輔さんは、筑波大学在学中にケーナの演奏を始め、学内のフォルクローレ演奏サークルで活躍しました。卒業後はペルーやボリビアを旅行、帰国後は地方公務員として勤務の傍ら演奏活動に従事しましたが、2013年プロ奏者に転向、現在は演奏活動のほか、ケーナの普及や指導にも取り組んでいます。茨城県南地区に配布される情報誌[常陽リビング]にも5月中頃1面で取り上げられた演奏家です。今まで南米音楽になじみがなかった方も楽しめる企画になると期待しています。

 

太鼓集団「響」の太鼓演奏

 

響8月9日、大会1日目のオープニングが始まる前には、太鼓集団「響」の素敵な演奏をお楽しみください。「響」は、埼玉県立浦和商業高校定時制の太鼓部を母体とする太鼓集団です。つくば大会に駆けつけてくれるのは、イギリス公演でも中心に活躍した方です。「響」は、 事務所を桶川市に、稽古場(響スタジオ)を本庄市児玉町飯倉に構え活動しています。2014年事務所のある桶川に響プロデュース、若者たちの居場所HIBIKICafé(ゆったりしていてコーヒーがおいしい)をオープン、映画「月明かりの下で」の夜間定時制高校で、若者の居場所の必要性と意義を発信しています。映画では、2002年の入学から2006年の卒業までの4年間、そしてその後へと、生徒一人ひとりに寄り添った貴重な映像が、テレビ放映を経て、ドキュメンタリー映画となりました。
8月9日、夜の交流会では、「響」の指導者のもと参加者が太鼓をたたき交流を深めます。プロのすごさと太鼓の楽しさが味わえる貴重な機会です、ぜひ、ご参加ください。

つくばクラフトビアフェスタ

先週末、つくばビアフェスタに行ってきました。
つくば駅前で行われたイベントで、ビールとおいしいおつまみを食べながら、
太鼓のパフォーマンスやさまざまな音楽のライブを見てきました。
ビールは60種類以上ありました。オレンジやチェリー風味のするさわやかなビールから味の濃い王道ビールまで、
いくつ飲んでも飽きない!といっても、いくつか飲んだら酔っ払ってしまいました。
焼き明太子、ハムとベーコン、もつ煮込み、餃子など食べ物も充実。
外国人や大学生、子どもも多くて、これぞつくばというイベントでした。
夏休み前の忙しい時期、おいしいひと時でした。

TCBF2014-650x650

10525678_893501367332259_5503566174453476141_n10390279_893667093982353_6199790242365053822_n47890a1e4eeec7c37f4b8070d365f1bf-650x487

つくば大会でめざすもの

参加者が元気になる大会

tukubasann
つくば大会が行われるつくば市は、関東平野にそびえる筑波山をシンボルとし、日本の最先端の科学技術研究施設が集中する街です。研究学園都市でありながら、周辺地域には昔ながらの里山の風景が残された純農村が併存しています。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの開通により、東京・秋葉原と直結して、アクセスもしやすくなりました。筑波山の豊かな自然と、平沢官衙遺跡、小田城跡など史跡をはじめ神社・仏閣も多く見所も豊富です。さらに研究機関に関連したJAXA筑波宇宙センター、地図と測量の科学館、地質標本館、つくばエキスポセンター、つくば植物園などの施設やつくば美術館など文化施設も充実しています。また、大会の開催される8月は夏野菜やくだものがおいしい季節です。つくば大会では、こういった季節の食べ物を召し上がっていただき、つくばでしか出会えない人々と出会うことによって、参加者が元気になる大会を目指したいと思っています。

つくばでしか会えない人々との出会い

全国大会の魅力のひとつは、やはり出会いでしょう。つくば大会には、2011年被災地福島で撮影した写真の展示を行うフリー・フオトグラファー齋藤さだむ氏や筑波山の麓にある八郷地域の食品販売と歌や踊りの披露をする八郷の人たち、つくば市を中心に活動するフォルクローレユニットのみなさん、現地企画として障害を持つ若者の支援活動を長年行ってきたカフェ・ベルガの吉田美恵さんなど、つくばの地でぜひ出会っていただきたい人々が集います。また、基調、分科会、問題別などで日々生徒と向き合って実践を重ねていらっしゃる先生方に出会えることも忘れてはいけません。全国大会に参加すると、なぜかその時に悩んでいる課題の答えとなるような実践に出会うことが多いのです。また、そのような先生方との出会いによって、教師観が変わることもあります。そして、日々の忙しさに忙殺されてチャレンジを恐れる自分に喝を入れる場所にもなっています。AKB48は会いに行けるアイドルが売りですが、高生研には会いに行けて大会後も後も力になってくれる人々にたくさん出会えます。

目からうろこのアドバイスがいっぱい

全国大会では経験豊富な先生方や研究者の方々の知恵や工夫をたくさん聞くことが出来ます。私自身も全国大会で出会った先生方から目からうろこのアドバイスをいただいてきました。経験から紡ぎだされる言葉は、特に若い教師が目の前の生徒と接する上ですぐに役に立つものばかりです。また、これまでの自分の視野を問い直す機会となるでしょう。ぜひ、つくば大会においでください。みなさまに「元気がでた」と喜んでもらえる大会を目指したいと思います。

現地発! 歓待とつくば駅と大会会場周辺の地図

初めまして。つくば大会の打ち合わせの手伝いをしています高山と申します。

応援ブログ1回目に書かれている、「教師ゆめ会」が学校で行われています。投稿者の小柴先生が日々大変忙しそうにしているので、ちょっとした会場設営などをできる範囲でお手伝いしているのですが、毎回のミニ報告会で話題になる事例や対処法など聞かせていただき大変勉強になっています。良い機会を与えていただき、ありがたく思っています。

大会は暑い盛りですが、みなさまお気をつけてお越しください。

 

 

つくば地図
★筑波学院大学は、A2出口から遊歩道で「つくば文化会館アルス」の横を通って、徒歩7分
★大学の職員用と来客用の駐車場約90台分を借用してあります。
★ナイフとフォークのマークが食事のできるところです。当日配布の「観光マップ」を参照。
★地図の下の方の「つくばカピオ」の近くにある「ベルガ」が、8/9の交流会「発達障害の若者の就労支援活動」の会場です。筑波学院大学から、遊歩道を通って、徒歩15分です。

遊歩道側からの大学入口
遊歩道側からの大学入口
50室確保してあるホテルマークワンつくば
50室確保してあるホテルマークワンつくば
道路側からの大学入口
道路側からの大学入口

ある日の出来事とオバチャンの一言

先日妻と東京の親戚の家に車で行った。行くときは高速道路が渋滞していたので、高速を途中で下りてナビを使って(妻の車。私の車にナビはついていない)一般道で行った。いつも行くルートとは違うがナビのいうとおりに行った。
用事を終えて帰り道、環状7号線に出れば道はわかるので、ナビは使わずに朝来た道をそのまま戻った。信号を右折したところで警察官に止められた。「なんでー?」と思いつつ言われるままにコンビニの駐車場に車を止めた。
「右折禁止の標識見えませんでした? あそこは六交路で、右折禁止なんですよ。すいません、免許証見せてもらえますか?」
「朝来た道を戻っただけなんですけど…」
「こちらから左折はできるんですけど、あちらから右折はできないんですよ」
しばらくして「交通反則告知書」を渡された。
「一週間以内にこの用紙を郵便局か銀行に持って行って反則金を払ってください。ゴールド免許なので、一年間違反がなければ、今日の点数は消えますから。どうかくれぐれも安全運転を続けてください」と丁寧に言われた。
低姿勢で丁寧な言い方に、「何でよりにもよってこんな所でこんなことで切符を切られなきゃならないんだ」というやり場のない憤慨も幾分か和らぎ、「まあっ、しょうがないか」とあきらめる気持ちになってきた。
コンビニに買い物に来ていて一部始終を見ていたオバチャンが帰り際にひとこと。「よかったねー、やさしいお巡りさんで」
「そうだよねー」と苦笑いしながら、オバチャンとおまわりさんに会釈をして駐車場を出た。さっきの何ともやり場のない憤慨はほぼ平常心に戻っていた。
新しい「感情の法則」を発見した。「感情は人の言葉とその受け止め方によって変化する」

礒山 馨@茨城

生活習慣病は生活習慣を変えることから~糖尿病対策はダイエットにも有効~その3

3,まとめにかえて
 3ヶ月の生活習慣の改善を通して、私はいろいろなことを学んだ。まず、思ったことは
現代の日本人は食べ過ぎ、飲み過ぎの生活を無計画に続けているのではないかということだった。忙しくて、ご飯もゆっくり食べていられないと言って、かけ込むような食事をしている労働者や組合関係者も少なくない。茶碗にいっぱいに盛ったご飯の上に、油っぽいおかずを載せてご飯を食べる。私自身、カツ丼とラーメンを一緒に食べるような食事を続けてきたが、一定の年齢を過ぎるとあんな食生活では病気にならない方が不思議だ。
 そして、現在の国家予算に占める医療費は30兆円を超えて、3分の1が糖尿病の治療に使われているという報道があった。日本人一人ひとりの生活習慣を改善することは、国家的な問題でもあることがよく分かるようになった。世界的には、糖尿病患者が急増しているのがインドで、その原因はインド人が古来太っていることが金持ち・人格者の証明であると考えられてきたことと油ぽいものと甘いものを好んで食べてきたことにあるというような話を聞いた。現在、インドでは食事の改善が国家プロジェクトとして進められ、日本食が健康食として一つのブームになっているそうだ。
 それにしても、糖尿病などを「生活習慣病」と名付けた先人の知恵には驚くばかりだ。しかし、残念ながら、その知恵を理解している日本人は少ない。「生活習慣病は生活習慣に問題がある人がなるものだ。」と考えても、「生活習慣病は生活習慣を改善すれば治療が進む。」と考える人は少ない。生活習慣病の患者である多くの日本人は、「人から自分の生活の仕方について、何を食べるかどのように食べるかなどについてあれこれ言われる筋合いはない。それらは個人の自由である。」と考えている。
 しかし、これでは生活習慣病患者は増加するだけで、国家予算も破綻の危機に陥るだけである。そもそも、人間の身体は個人的なものだけではなく、社会的な価値を持った存在でもある。睡眠時間を削りながら仕事をしすぎて、精神疾患を患ってしまうのは当該職場の組織にも大きな問題であり、政府や行政機関、職場の管理職はそうした働き方をする労働者に有効な支援や規制をする必要がある。ブラック企業が労働者を使い捨てにするような働かせ方をするのは、社会的な労働力の使い捨てになるから問題になるのであり、政府の規制が入るのは健全な社会の構築のためには必要不可欠なことである。
 もちろん、こんな政治的・社会的観点から生活習慣病を大げさに考えなくても、ダイエットという個人的願望という観点からも生活習慣の改善は非常に効果的であることが私自身の経験から証明できた。3ヶ月で約10キロやせるなどというのはダイエット理論としては非常に優れたものである。また、この3ヶ月間の健康状態が非常によかったことも生活習慣の改善が多方面で効果的であることを明らかにした。そして何よりも私はこの3ヶ月間空腹を感じるような感覚は全く味わっていないばかりか、食事が楽しかった。
 しかし、「生活習慣を変える」ことの意義を、「生活習慣を変える必要がある」人に伝えることは非常に難しいと言わざるを得ない。人は貧しさの中で、科学的に物事を考えることを放棄してしまう。ジャーナリストの堤 未果が「ルポ貧困大国アメリカ」で、貧困層のアメリカの子どもたちがジャンクフードを食べ続けて肥満児になっていることを問題にしていたが、これはアメリカだけの問題ではない。日本の社会も貧困が拡大している。貧困の拡大の中では、労働者・国民の生活改善の道筋を見つけ出していくことは非常に難しい。私は記録マニアでもあるが、記録をしなければ生活の改善は前には進まない。しかし、記録は誰でもできることではない。生活に余裕のない人には考えられないことである。運動もしない、野菜は食べないという生活を続けながら高額のダイエット食品やサプリメントを買い続け、飲み続ける人たちには私の体験は伝わらないのか。
 しかし、民間や政府の取り組みも相まって、この20年間くらいで喫煙に関する日本人の考え方が激変したことを考えると国民一人ひとりの生活習慣の改善も全く不可能でないとも言える。そうしない限り、社会の健全な発展はあり得ないからである。学校教育の中で、「食育」の必要性が強調されてはいるが、国民的に教育内容を具体的に検討するまでには至っていない。高校教育の中でも、社会科学的な観点を重視した「家庭科教育」を通して生活習慣の改善の必要性を高校生に教えていく必要があるだろう。つまり、日本人の生活習慣の改善は、政府の労働者政策と教育政策の具体的な取り組みとして推進されなければならない問題である。
岡野 一男

生活習慣病は生活習慣を変えることから~糖尿病対策はダイエットにも有効~その2

2,生活習慣を変えることから始めた
 病院から帰って、近くの書店で「ためしてガッテン 脱糖尿病の『超』常識」という雑誌を買ってきた。食事に関しては、カロリーではなく食事の順番を変える必要があるという指示があった。毎食、野菜を欠かさず食べ、その後に肉や魚を食べ、また野菜を食べる。そして、おかずを全て食べ終わった後で、ご飯を食べる。ご飯は沢山食べずに、お茶碗なら半膳にくらいにする。「炭水化物ダイエット」という言葉があるが、栄養指導の担当者からも炭水化物を減らすことが糖尿病にもダイエットにも効果的であると言われた。
 また、食事はゆっくり食べて、食事時間を長くすることが大切だ。別の雑誌「ためしてガッテン 科学の秘策で食べて、やせる」では、一口食べるごとに箸を置いてから、また一口食べることがよいという話が載っていた。さすがにこれは一度やってみたものの、継続することはできなかった。
 カスミなどのスーパーに行くと、きんぴらゴボウ・おから・ひじきの煮物・ほうれん草のごま和え・カボチャの煮物などの総菜類のおかずを売っている。それを、いくつか買ってきて少しづつ分けて食べるようにすると、野菜ものを毎食欠かさずに食べることができる。また、この機会にぬか漬けの樽をジョイフルホンダの食品売り場で買ってきて、野菜のぬか漬を自分で作るようにした。ぬか漬けは1日でおいしい漬け物が出来て、毎食欠かさず食べるようになった。最近では、コンビニでも一人分用のサラダ野菜や総菜ものが売っていて、野菜を食べることは簡単にできるようになっている。
 野菜に関しては、血糖値を下げるために「タマネギ」と「大豆」が最適の食材であることを新しく買った雑誌「いいこといっぱい 玉ねぎレシピ」「スローダイエット 楽々レシピ」「オレンジページ 野菜がたっぷり食べられる」等で読んだ。
 タマネギはタマネギを刻んで鰹節をふりかけて、醤油をかける。非常に簡単にできる野菜のおかずになる。タマネギと鶏肉の酢煮というのも簡単にできる。大豆は一晩水につけたものを、蒸かす。蒸かした大豆は栗のような味があって食べると非常に美味である。大豆を蒸かすときに、ゴボウやレンコンを一緒に蒸かして、それにオリーブ油とこしょうと塩をかけて混ぜると非常に美味な野菜のおかずになる。雑誌に限らず、ネットなどではこうした野菜のレシピが満載で、野菜をおいしく食べる情報は多様に流通している。
 昼食は以前は抜くこともあったが、店屋物を注文して食べるようにした。昼食を抜くと結果的に夕食を沢山食べることになってしまっていた。しかし、ご飯ものはやめて、麺ものは少なめにしてもらった。豆腐と椎茸のスープとシュウマイという組み合わせが栄養的にも非常に優れていて、よく頼んでいる。外食の場合、味付けが濃かったり、ご飯の量が多めになってしまう傾向があるので、昼食をどうするかはなかなか難しい問題である。
 また、食事の内容や量、食べる順番の他に気をつけたのは、酒を飲まないことである。宴会などでも「医者からドクターストップがかかってしまったんですよ。」と言うと誰も酒を飲むことを強制しない。ノンアルコール飲料も多様で、味も非常に工夫されている。教員になった30年数年前の「俺の酒が飲めないのか。」「俺は日頃のおまえの仕事ぶりが許せない。」「酒を飲まなければ、人間は本音で語れない。」というような言葉、怒号が飛び交った酒の席は、現在大きく変化している。
 また、糖尿病患者が自分が糖尿病であることを隠すようになると糖尿病は悪化する。糖尿病を改善するためには、患者自らが糖尿病であることを公言する必要があるというような話を聞いていたので、積極的に「糖尿病なんですよ。」と言うようにしている。実際の所、糖尿病は初期段階では自覚症状がない。この自覚症状がないことについて、Y先生も「血糖値が上がると気分が悪くなったりすればいいんですが、そうならないから悪くなっていることが自覚できないんです。」と言っていた。そして、自覚症状があるのは、かなり重傷化した時である。つまり、生活習慣病患者は初期段階で糖尿病であることを公にして、周りの人の協力を求めながら自らの生活習慣を改善する必要がある。
 飲酒に関しては、私にとっては酒の量が多くなること以上に、酒を飲むことで食事の量が多くなることが一番の問題であった。私の周りでも何も食べずに酒だけを飲み続ける人もいるが、私は飲み続け、食べ続けの状態を継続させていた。私はまんじゅうを食べながら日本酒を飲み続けることができる特異体質で、飲んだ後でラーメンを食べて、ビールを飲むような生活が最高の幸せだった。つまり、私にとって酒をやめることは食事の量を減らすことであった。
 万歩計を使って散歩をしていたこともあったが、最近は万歩計をなくして、目標を決めての散歩をしていなかった。病院から帰って早速万歩計を購入して、早朝に犬の散歩も始めた。1日1万キロを目標に、毎朝5時過ぎに起きて歩くようにした。朝、7000歩以上を歩くと学校での生活で1万歩を超える。
 そして、生活を改善するために食事の記録をきちんとつけることにした。体重だけは5年以上記録をしている。エクセルで表をつくり、食事の内容と万歩計の数字、体重を記録(別表)した。記録をすることで、変化を毎日確認することになり、生活習慣改善のモチベーションが高まった。
10月31日に95キロあった体重は、1ヶ月後の11月23日には91.3キロになり、3ヶ月後には86.2キロになった。約10キロの減量が実現した。そして、血糖値は169から101になり、HbA1Cは8.8から6.1になった。11月28日の栄養指導では、正確な記録と数値の減少に栄養指導の担当者が驚いていた。Y先生が言っていた「食事の記録」は1日分の記録で、1か月間の正確な記録ではなかったようだ。1月23日の第2回目の栄養指導では、「これ以上の指導は必要ないですね。」と担当者が宣言した。
岡野 一男
<続きは明日>

生活習慣病は生活習慣を変えることから~糖尿病対策はダイエットにも有効~その1

1、はじめに
 私は現在56歳である。約13年前に高血圧の治療を始め、以来2ヶ月に1回通院を続けている。高血圧は母親の持病で、母親は64歳で亡くなり、母親の兄妹たちも高血圧で2人死亡している。
 私自身、40歳を越えた頃に、肩こりで首が回らなくなったことがあった。車の運転で左右の確認をしようとしても、首を回すことができなかった。痛みはやがて激痛に変わった。湿布薬などを貼ったものの、いっこうに痛みは改善しなかった。その頃の体重は100キロを超え、不規則な食事と飲酒がその原因であった。
 実家の近所に住む中学時代の同級生の女性がくも膜下出血で死んだことをきっかけに、医者に行ったところ、「高血圧を治療しなければいつ倒れてもおかしくない。」と言われた。高血圧の薬を処方してもらい、薬を飲んだところ、張りつめていたものが身体からスウッと抜けていくような感覚があった。不思議なことに、高血圧の治療薬を服用するようになって肩の痛みを感じることはなくなった。
引っ越しをした関係もあって10年前に通院する病院を変えた。新しい病院では、最初に血液検査と尿検査があり、7,8年前から高血圧の他に高脂血症であることが判明して、食事と運動不足に注意するように言われるようになった。また、3,4年前に「糖尿病の予備群です。」という診断が下った。
 そして、昨年(2013年)の10月31日のことである。前回夏に検査したときの血糖値が110から169に変化し、HbA1cの値7.1が8.8に跳ね上がっていた。いつもは優しい口調のY先生は、「この前、食事と運動不足を改善してくださいと言ったはずです。あなたも努力しますと言いましたよね。しかし、何もしなかったからこういう結果が出ているのです。HbA1cの値が改善されずにひどくなるようでしたら入院していただくことになります。」と言い、「次回の診察は2ヶ月後ではなく、1ヶ月後の11月28日にします。」と言い切った。そして、「血液検査の後に、栄養指導をしてもらいますから、食事の記録を持ってきてください。」という言葉が加わった。
 10月31日以前の食事は、朝食抜きでダイエットをめざしていたものの、夕方には缶ビールや缶チューハイを飲んで、酒の肴を食べ続けていた。帰宅途中では、いつもコンビニによって、おにぎりとサンドイッチを買って食べていた。野菜類はほとんど口にすることはなかった。犬の散歩は続けていたが、朝10分くらい歩いただけだった。万歩計をなくしたこともあって、記録を取ることを止めていた。体重は95~96キロを維持して、ダイエットをしていたつもりだったのにいっこうに体重は下がらなかった。 

岡野 一男

<続きは明後日>

教師ゆめ会報告

こんにちは、つくばの小柴です。
今年は中3の担任をしています。出産育児後6年ぶり二度目の担任です。
4月スタートの忙しさを何とか乗り切ってのGWで、だいぶほっとしています。
楽しく明るく過ごしてきたつもりでも、無意識に緊張しているものですね。

さて、4月27日(日)につくばの茗溪学園で教師ゆめ会がありました。
3名の方の授業や学校に関するミニ報告があった後、つくば大会の打ち合わせをしました。
最初の報告の中に、「弱音をはける職員室」というお話がありました。
4月を思い返すと、私は6年もいるので上手くやらなければと気負っていたように思います。
幸い、学年の先生方はちょっとしたことでも情報交換をすることが習慣になっているので、不安を小さいうちに解消できていたと思いますが。

高生研では、自分のいる学校では発言できないこと、例えば「あの先生のやり方はあれでいいのか」「学校の経営は間違っている」「退学していったあの生徒、何とかできなかったのか」などのモヤモヤをぶつけることができ、また似た事例からヒントをもらうことが多くあります。
つくば大会でも、そのようなモヤモヤを持つ多くの若い教師の方々と一緒に学びあいたいと思っています。
ですが、高生研を見渡すと、ベテランばかり(失礼!)
つくば大会には、ぜひ周りの若い教師の方にも声をかけていただきたいと思います。
2日目の昼休みには、筑波山のむこうにある八郷(やさと)という地域の百姓の人たちがかき氷や加工品の販売をします。自作の歌や昔話も披露してもらう予定です。
つくばの風を感じていただけるよう、精一杯おもてなしさせていただきます。
お楽しみに!