大阪大会、お疲れさま!<大阪大会実行委員ML>発

きのうは(きのうまで)お疲れさまでした。

皆さまのご協力のおかげで、当初、2台予定していた書籍の返送車は村上号1台でおさまり(※30万近くお買いあげいただきました)、サトウ号は、書籍を手伝ってくれた熊本の方々を送ることができました(極楽湯経由)。

その後、いくつか大会感想メールをいただいてますので、皆さんで共有を。

「今年の3月に福井で開催された北陸ブロック高生研に参加した縁で、全国大会に参加しました。
仕事柄、考え方の振り幅がどんどん狭まってきているのを実感していたときに、出会ったみなさま。
目からうろこの衝撃でした。「夏はぜひ、串カツを食べに来てください!」の言葉にわくわく・・・楽しみにしていました。

もちろん食い道楽の大阪だけでなく、みどころ・感じどころは多々あります。
二日間参加した分科会では、たくさん話すことができました。学生時代でもこんなに発言したことはありません。
驚いたことは、一つの発表原稿にたくさんののりしろが見出されたこと。厳しい批判ではなく、よりよくなるために色とりどりの付箋が貼られる感じ。
しかも、きちんと時間配分をして効率的に討論する。
もっともっと飛び込んでみたい・・充実感に溢れた大会でした。
暑い大阪で熱い想いを話せた高生研。
興奮冷めやらない内に、福井で吹聴していきます。
来年はぜひ、団体で東京に参加したいと思います。
ありがとうございました」(福井・Tさん)

ゲストとしてお話しいただいた方々からも、

「高生研に集っていらっしゃる先生方とは、かなり問題意識や取り組んでいることが近いと改めて感じ、楽しく過ごさせていただきました」
「生徒たちや知り合いの先生たちとお話ができて嬉しかったです。これからもよろしくお願いします!」

といったメールをすぐにいただきました。

☆☆☆佐藤 功

いよいよ大阪大会が始まります!!

いよいよ明日から大阪大会が始まります。
全国の方々との学びの機会、大阪のメンバー一同、楽しみにしております。
また、プレ企画は今日から始まり、朝から準備のためにベテランと若手が汗だくになってで走り回っております。
暑い日が続いておりますので、体調を整えて大阪までお越しください。
大阪で串カツ片手に語り合えることを楽しみにしております。

三木 啓司

一般分科会3 授業 「パートナーとの対等な関係を考える」 小柴架奈子  運営担当からの PR

(生徒A)「せんせ~っ、聞いて聞いて!文化祭でY(Aが気に入っている男子)と(一緒に)写真撮ったよ!せんせ~も5組行ってY見てみてね!とてもかっこいいから!」
(私)「あぁ、うん….取りあえず写真一緒に撮れて良かったね….」

(生徒B)「せんせ~っ、M(Bの彼氏)が全然メール返してくれないんだけど、なんで? 私はすぐに返信してるのに?」
(私:俺にそんな事言われても…Mに直接聞けば?と思いながらも)「ん~と、何でだろうね..?ひょっとしてたまたまタイミングが悪かったかもね…」

(生徒C)「せんせ~..俺、F(Cが好きな女子)の事とても気にいってたのに….俺より先にD(Fが好きなもう一人の男子)がFに告ってしまった….そして!今!二人付き合ってるんだって!どーして!?何でDみたいな奴と!?」(私:俺に何て言って欲しいんだ!?)「そっかぁ….」

休み時間等での生徒たちとの何気ない会話で、どう返事(対応?)したらいいか分からない
時がたまにある。勤務校が変わったとしても、似たようなシチュエーションを経験する。
生徒たちにとって、上のような話題で話をする(おしゃべりする?)事が出来るのは仲のいい
友達か、話を聞いてくれそうな教師だけだと思う。「好き嫌い関係・恋愛関係のプチ問題」は、
ほとんどの場合、近しい人に話を聞いてもらえるだけで解決すると思うが、もし授業という場でそれら「プチ問題」を共有し、意見を出し合って議論を重ねる事が出来れば、クラス全体として成長するし、DV問題をさらにすんなりと理解する手助けになると思う。

小柴さんは、過去に行った授業での反省も踏まえつつ、生徒同士が気持ちを言語化しやすい
(言葉&文字)雰囲気を創りだし、それらを全体で議論し合える場を提供する。様々な「ハラスメントに関する事」を、我々が教材としてどのように活用していけばいいのかという道筋を示してくれる実践分析になると望んでいる。(照屋 淳)

一般分科会8 地域と学校(有志による社会参加) 「生徒は地域と人間関係で育つ」 森田和行 PR

薬学部へ進学した後も、「科学の祭典」に参加して、アドバイスしてくれる卒業生。保育園の保護者会の会長になって、子どもたちに科学の楽しさを知ってもらいたいと相談しに来る卒業生。製薬会社で、小学生を招待するイベントを企画し、科学の実験を取り入れたいという卒業生。
森田実践では、薬業クラブと課題研究が有機的に組み合わされ、高校生が、小学校への出前実験や地域のくすり学習館でのイベント体験を通じて、科学の楽しさを知り、社会参加(地域参加)の意味を実感し、成長している。また、クラブを主体にした、全員参加ではない有志活動のスタイルも注目に値する。「杣(そま)川と親しむ会」に参加、山紫水明賞を受賞した弓道部の活動も興味深い。
分科会では、具体的な取り組みを聞き取りながら、社会参加(地域参加)と有志活動が、高校生にとって持っている現代的意味とそのような取り組みを可能として教師の指導について考えたい。
当日は、薬業クラブの会長と副会長であり、また弓道部の部員でもある現役の高校生2人にも参加してもらう予定です。(藤本幹人)

一般分科会7「定時制のHR担任・生徒会顧問としての3年間」運営担当の中村さんがPR

細川さん自身のが出たので、僕も。

はっきり言って、突っ込みどころ満載です。(誤解を恐れず言うと)ムチャクチャな実践です。でも面白いです。若い教師なら、少し経験済み者には、ベテランだったら…各々がそれぞれ問題関心を持てる実践だと思います。
3年間の大河ドラマ!?を、生徒会、Dという生徒とのかかわり、修学旅行(これを修学旅行と呼んでいいのか!?という議論もでるかも知れません)の三テーマに何とかまとめました。 ・実践者は生徒会という名のファミリーの一員になっている。
・生徒会は居場所という名の親密圏でしかない。
・ファミリーへの闖入者出現というピンチをどうチャンスに…
・母子密着型のDとのかかわりをどうみるか。
・修学旅行づくりを含めてのイベント主義から一皮剥けるには。
ちょっと指折るだけでもいろいろ論点が生まれてきます。
アト、意味不明な情緒的記述がいくつかあります。実は冗長な情緒的文学的形容語が多い実践記録で、かなり削ぎ落としたのです、そこはあえて残しました。 そこを参加者で分析できたら…という助平根性が運営側にはあります。
とにかく突っ込みどころてんこ盛り、です。

「熊本高生研活動の1コマ」

7月例会お疲れ様でした。
中学生の皆さんをはじめとして、たくさんの参加があり楽しかったですな。
何より数十人を収容出来る会場、教室の存在は大きいですね。小林先生有り難うございます。
はるばる大阪からやってきてくれた佐藤さん、有り難うございます。
例会前半のレポーターを務めて頂いた意欲的な糸洲先生は、なんと大阪大学での教職課程で、佐藤さんたち大阪高生研の皆さんの教え子だったそうで、糸洲先生の熊本高生研に対する敷居もおかげで随分低くなったのではないでしょうか。ぴらいちへの参加意欲もなかなかのものだったのではないでしょうか。これも大阪高生研の皆さんのおかげでしょう。
熊本高生研の大阪大会参加予定者は現在8名ですが、大阪大会への参加をどうしようかと考えている方々、この際、思いきって参加しませんか。
懇親会も8名の参加で談論風発面白かったですね。懇親会の後、熊本農業の多和田先生と話したら、ひさしぶりの担任、それも女子生徒ばかりの生活科?は40年ぶりの男性教師の担任だそうです。
来年の1月ころレポートしていただけませんかとお願いしたら、前向きのお返事でした。
これで松村先生が3年間を振り返ってレポートしていただけると言うことなしですね。
松村先生、これを読んでますか。こんな時ガラケーにも「既読」機能がついていれば便利なんだけど、と昨日中学生に教えてもらったことを振り返っている藤川です。

一般分科会5「特別支援学校での初担任実践〜A君と1組の指導」レポーター本人からのPR

伝えたいことを上手く伝えられないA君のもどかしさに気づいたのは、学級崩壊の寸前だった。若者ばかりの担任団は、なんとか危機を乗り越えた。1組は“仲の良いクラス”に生まれ変わった。
 報告者は、特別支援学校での勤務も、担任をするのも初めてです。最初は一つ一つの問題行動に気を取られて、生徒の気持ちに気づくことができなかったのです。A君は教師や生徒に暴力をふるい、クラスの中で徐々に孤立していきました。周囲の生徒はA君の行動にいらだち、暴言を浴びせました。
 私は戸惑いながらも先輩教員や子どもたちから学び、少しずつ彼らの気持ちを聞き取れるようになりました。3人の担任がぎこちないながらも連携して対応して、クラスの雰囲気は徐々に良くなっていきました。A君への指導の見直しは、A君をとりまく他の生徒への指導の見直しへとつながっていきました。初動の失敗、教員間の連携不足、特別支援教育の専門性不足等、課題の多い実践ではありますが、初担任の一年間の「学び」を皆さんと共に深く掘り下げていけるような分科会にしていきたいと思います。よろしくお願いします。

一般分科会6「『原発神話』を考える国語の授業」 久野里信夫さん のPR

 原発問題を国語の授業で取り上げた実践である。「原発神話」とは、原発に対して無反省に持ってしまっている印象・情報のことだと思うが、久野里さんは生徒たちの受け止め方にも「神話」的なものを感じたのだろう。久野里さんが取り上げる教材は、1957年の菊村到「原子の火ともる」、1975年の前川力「原子炉が爆発しないのはなぜか」、『メルトダウン』(NHK)、堀江邦夫の『フィアンセ』、溝口健二の『1977年6月』など。「原子の火ともる」は、東海村での実験用原子炉の点火がスタートしたことを、未来への希望と期待を込めて書かれたもの。「原子炉が爆発しないのはなぜか」は、原爆と原発との違いや原発の安全設計について解説したものである。
生徒たちの原発に対する意見は賛否両論ある。しかし、福島第一原発事故を知っている今の生徒たちからすれば、1957年の原子力に対する期待が「楽観」であり、1975年での安全設計への信頼が「神話」だったことは共通して感じていたようだ。「原子の火ともる」に対しては、「筆者はこの時点で原発に危険性を考えていなかったのか」という疑問がおこり、「原子炉が爆発しないのはなぜか」に対しては「前川さんの言うていることは、ちょっとおかしい」「事実と違う」という声が出ている。久野里実践が育てているものは、原発の情報・知識に対する可謬主義的な向き合い方なのかもしれない。
それ以外にも『フィアンセ』の読み込みや、そもそも原発問題などの政治テーマを国語で取り扱う意味・意義など、議論したいことはたくさんある。分科会参加者がどのように分析するのか楽しみである。                      (岡村昭弘)

細腕旅行紀シーズン2(イギリス編)その⑤

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。先週木曜日(7/9)、午前中の授業が終わった時に、教頭先生からの校内放送。「沖縄本島地方に台風9号による暴風警報が発令されました。生徒の皆さんは速やかに帰宅して下さい….」放送が終わらないうちに、あちこちから生徒たちの「やったぁ~!」という歓声が聞こえました。割と強い台風で速度も遅めだったので、木曜日の午後から金曜日まで臨時休校になりました。この原稿を書いている時点で、台風11号が本州に向かっているようです。気象庁のコメントみたいですが、大雨や土砂災害には気をつけて下さいね。

さて、イギリス訪問の話も大詰めです。あっという間に2週間が過ぎました。帰国2日前に、お世話になったホストファミリーたちと「お別れパーティ」をすることになりました。
生徒たちは各自で相談しあい、感謝の意を伝えるべく、限られた時間で精一杯パーティの準備をしていました。本番は、学校の図書館で8時から。僕は少し遅れて8時過ぎに学校に着くと、殆どの生徒たちとファミリーが揃っていました。各家庭から軽食やお菓子が持ち寄られていて、図書館内はささやかながら華やかな雰囲気でした。全員が揃った時点で、パーティが始まりました。生徒たちはグループ・個人で日本や沖縄の文化を紹介し、最後にお礼を述べるという形式でパーティは進んで行きました。折り鶴の作り方を紹介した生徒が印象的でした。その子はまずその場にいたホストファミリー全員に折り紙を配り、全員に行き渡ったところで実際に折り方を見せます。その他の生徒たちはそれぞれファミリーごとに散らばり、折り方を手ほどきするというものでしたが、とても好評でした。パーティ後半、僕も感謝の意を込めてサプライズ(?)で「涙そうそう」を歌いました。生徒たちには何も言ってなかったので驚いていましたが、僕のホストマザーが一番驚いてたようです。パーティの最後が「イギリス研修修了書」を全員が受け取り(僕も)、記念撮影&会食で、和やかな雰囲気の中終わりました。

翌日、イギリス滞在最終日。パッキングした荷物を抱え、ホストマザーに大型スーパーまで送ってもらいました。到着初日に迎えに来てもらった場所です。ホストマザーには前日の夜、「絶対に沖縄に招待しなさい。あなたの結婚式でね。」と約束してしまいました。
いつになるやら….マザーとハグし、最後の握手。生徒たちもホストに送られて、全員揃ったところでバスに乗り、最後のロンドン巡りに出発しました。ホストファミリーたちは、僕たちが見えなくなるまで駐車場に残ってくれていました。バスの運転手さんはとても気さくな人で、「どこから来たのか」「イギリスの食事はどうか」「ロンドンまで長い間かかるが、トイレは大丈夫か」等、色んなことを話しました。そのうちお腹がすいたので、マザーが作ってくれた最後のランチを食べながら2時間ほどバスに揺られ、ロンドンに到着。僕らは最初にナショナルギャラリーを訪れました。なんと!ゴッホの「ひまわり」が2つ展示されていて(一つは元々ナショナルギャラリー所有、もう一つはアムステルダムからの作品)、二枚同時に鑑賞する事が出来ました。しかも、入場無料(イギリスでは、大英博物館を含め、ほとんどの博物館・美術館が入場無料)でした。世界各国の、「教科書でみたことある」ような作品が数多く展示されていました。
次に、生徒たちが一番行きたがっていた「コベヴェントガーデン」へ。色んな雑貨屋・レストラン・ブランドショップ・ミュージカルシアター・博物館、はては大道芸人さんのパフォーマンスも見れるような一帯で、生徒たちには2時間の滞在時間は、十分なお土産を買うには短かすぎたようです。
さて、いよいよ帰国。コヴェントガーデンからヒースロー空港へ。ここで、生徒たちにとって最後の難関が待ち受けていました。機内預けのスーツケースが20kgを超えると、超過料金が加算されます(1個あたり10,000!!)。僕のスーツケースはなんとか19kgほどでしたが、生徒たちは半数くらい20kgを超えていました。なぜ重量がわかったのかというと、ヒースロー空港には入り口付近に「スーツケース用秤」があり、うっかりした旅行者も、そこで重さを計ることか出来るからです。重量オーバーした生徒たちは慌ててスーツケースを明けて(出国審査があるのであまり時間がない)、どれを捨てようか本当に悩んでました(ほとんどはお土産)。
僕ら引率教員もアドバイスを与えながら、生徒たちに不要な物を廃棄させ(廃棄専用boxがある)、何とか出国審査を済ませ、飛行機にのる事が出来ました。
まだまだエピソードはありますが……みなさん8月の全国大会で会いましょう。

書くことで気づかされる世界ー一般分科会3「パートナーとの対等な関係を考える」小柴架奈子

大会分科会のレポートを書くことになりまして、やっとできあがりました。
「パートナーとの対等な関係を考える」という家庭基礎の授業です。
レポートを直していく上で、アドバイスをいただいた方といろいろ話して、
ジェンダーについて考えさせられました。
この授業、最初は「異性」という言葉が出てきていたのですが、彼氏彼女が異性ではない人もいるわけです。
考えが浅かったです。
それからというもの、勤務校の様々なところが気になり始めました。
例えば、部長以上の人に女性がひとりもいないこと、生徒の出席番号は男女別が当たり前になっていること、
大半の女子はスカートよりズボンがいいと思っていること・・・。
高生研に参加していると、自分に足りなかった視点を発見できるので、
鈍感で疑問を持たないダメ教師の私にとっては大切な場となっています。

今年、大阪ではどんな出会いがあるのか今から楽しみでなりません。
若い人たち(私も高生研では若い人)がたくさん来てくださるといいなあ。
よろしかったら、分科会で一緒に議論しましょう。

 私が見る、大阪大会の魅力その2 全体会から分科会へ

 その1で「権力関係の蔓延とコミュニケーション不足・不全」が生きづらさのもとではないかと書きましたが、それは前回大会での基調論議で議論になった“スクールカースト”の問題とつながります。そして、それをHR実践の中で取り上げたのが、一般分科会2「HR『スクールカースト』を乗り越えるHR指導」(佐藤育美)です。
 この分科会の運営担当者が、すでにこのブログで「生徒同士の小グループ、と、それらの明らかなすみ分け。またその間には、担任からすると、明らかなカーストとも言える序列関係が存在し、そんな引力関係は、それぞれの小グループ内でも働いている」に焦点を当て、「HRの集団力学」を分析をしたいと述べています。
 私も運営の一人なのですが、この「序列関係」と生徒同士がつくりだすコミュニケーションの内実をできれば分析することで、何か糸口が見えると考えています。全体会での議論ともつながるところがありますので、この分科会での分析・議論も大会の魅力です。

一般分科会(2)HR「スクールカースト」を乗り越えるHR指導 PR

HR作りを「集団力学」として捉え、担任としての関わり方を考える分科会。

しばし、HR作りに関わる実践報告は、様々な課題を抱えた生徒(やその生徒の周りで起こる生徒間のトラブルなど)を中心に描かれがちだが、一般分科会(2)HR「スクールカースト」を乗り越えるHR指導で佐藤育実(東京)が、一番参加者と共に考えたかった視点は「集団力学」。どんなHRにも散見しうる生徒同士の小グループ、と、それらの明らかなすみ分け。またその間には、担任からすると、明らかなカーストとも言える序列関係が存在し、そんな引力関係は、それぞれの小グループ内でも働いている(が、生徒の捉えは、担任と一緒な様で一緒でもない・・)。

教員1人が、動き奮闘した所で解決されうる課題ではでない・・
しかし、一向に、自分達のこととHR作りを引き受けようとしない生徒達・・
そんな集団、そして不当に働くそんな引力関係は、どうしたら個々に解放されうるのか?
教員はどう関わることが出来るのか?

佐藤さんの文化祭を通しての実践を手掛かりに、参加者の皆さんと知恵を絞りたい!です。

一般分科会4 今日もノー天気!生徒と私のHRづくり  レポーター 北海道・佐藤理河さん

報告者の佐藤さんは、実践の中で怒ったり、笑ったり、泣いたりと忙しい。生 徒たちも同じだ。「今日もノー天気!」という題名の通り、佐藤ク ラスの生徒 たちには、まるで学校を「遊び場」にしているような痛快さがある。学校行事の ジョギングでは「お花摘み」をして叱られたり、授業が うるさくて困ると他の 教師たちから苦情を受ける。担任の佐藤さんにとってはきっと苦しいことのはず なのに、読んでいてなんとなく微笑ましくな るのは何故だろう。
生徒たちは「プロジェクト」を次々に立ち上げて、遠足で「カレーコンテス ト」をやったり、卒業生のために雪像をつくったり、教師に断りもな く教室中 をハロウィンの飾りつけでいっぱいにしたり、やりたい放題。また、教師の発言 に腹が立った生徒たちが授業をボイコットする事件もおき る。
そんな楽しそうな学校でも、よーく実践を読むと、学校自体は日本中のどこに でもあるような「息苦しい」学校とさして変わりはないように見え る。どうし て佐藤さんのクラスの生徒たちは、こうも「ノー天気」で学校生活を楽しめるの か。その秘密を分科会に参加した皆さんといっしょに探 りたい、それがこの分 科会の中心テーマ。
「息苦しい」学校をどうにかして変えたい、生徒と楽しい活動をつくりたい、 そうお考えの方々の参加をお待ちしています。(運営担当・絹村俊 明)

 

 

北海道は1学年1クラスの学校がけっこうあります。全校生徒120人の小さな学校は、「さぞかしほのぼのとしている学校だろうな」と思われるかもしれません。でも、本校も全国同様に授業時数確保がぜったいで、行事がけずられHRの時間が服装指導や学力テストになって、HRイベントなんてありえないかんじです。
こんな雰囲気の中で、HR行事を決行するのはけっこう勇気がいります。しかも、HRがうるさく、授業が崩壊しているときなどはとくに。きっと全国のみなさんも同じだと思います。「もしかして、私って浮いてる?」と感じることもあります。
でも、きっと、いや絶対に他の先生は私のことをうらやましいと思っているはずです。本当は「いいなぁ、うちのクラスでもやりたいんだけど、ちょっと面倒だし・・・」と思っているはずです。
だから、いろんな先生を巻き込んでノー天気になんでもやってしまおうという話しです。
「先生、しっかりして」、「わかった、俺たちがやるから、先生は何もしなくていいから」と何度生徒に言われたことでしょう。最初はバレーボールさえまともにできなかった生徒たちが、自分たちで考え企画して、「楽しいことやりたい!」と叫ぶ。
そんな生徒の成長する3年間をふりかえり、みなさんの議論の中から勇気をもらいたいと思います。

(さとう りか)

私が見る、大阪大会の魅力その1 全体会

 全体会の基調発題は、静岡の早川さんと鳥取の池上さんによるものです。発題は早川実践の分析を軸に提起されます。早川さんご自身の分析と、池上さんがそれをさらに発展させた分析をされ、基調発題としての提起になっています。
 早川さんの実践は発達障害を持つAくんのことが中心となっていますが、学校が大きく変わってゆく実践でもあります。しかし、池上さんも指摘しているのですが、校内のヘゲモニーを取って強いリーダーシップによりすすめた実践ではありません。まず職員会議で方針を提案して、・・・・・とは進まず、Aくんとコミュニケーションを成功させるところからスタートします。その結果が、担任を変え、養護教諭や学年主任を含むチームを作りました。さらに、Aくんの存在が学校で認知され受け入れられることにつながり、Aくんと向き合うことで授業担当の教師が、教頭までもが変わってゆきました。Aくんのことを小川さんと担任とでHRに説明し、HRはAくんを受け入れられるようになりました。
 こう見てゆくと、早川さんがAくんとのコミュニケーションを成立させた事実が、全ての始まりで、そこからいろいろなところ、チーム内で、Aくんと教頭、Aくんと授業担当、AくんとHRの生徒達で、コミュニケーションが成り立ち、連鎖していったとも見えます。
 コミュニケーション?
 そんなもの誰でもしているではないか、と思う方もいらっしゃるでしょう。しかし、今の世の中で、まっとうなコミュニケーションがどれほど成立しているでしょうか?
 「生きづらさ」が、いろいろなところでいわれますが、私はその正体が権力関係の蔓延とコミュのケーション不足・不全ではないかと見ています。そして、この基調発題はまさにそこに焦点が当たる提起になると見ていますので、とても魅力的なのです。
 全体会でお二人の提起にもとづき、皆さんと議論できるのを楽しみにしています。

「授業のユニバーサルデザイン」

「授業のユニバーサルデザイン」という発想が私の職場に広がり始めたきっかけは、数年前の2年生教科担当者会議でした。その席上で、A先生がTくんのことを話題に出して「1組Aくんは授業での板書をまったく書写しない。ノートを取ることをしない。提出物も出さない。定期テストの点数も悪い。進級できないかも…」と言ったのです。確かにTくんはぎりぎりで1年生から進級してきた生徒でしたが、A先生の発言に対して若いB先生から「Tくん、絵はすごく上手ですよ。授業のことも耳からは入っているみたい。問いに対して答えることはしてくれるし。」というTくん像が語られました。
複数の教科担当者からTくんについての話題がひとしきりやりとりされた後に「Tくんは文字の認識に困難を抱える一種の学習障害かもしれない。」という理解が共有されていったのでした。この時の議論がきっかけで、「様々な学習上の困難を抱える生徒が潜在的にいる、ということを常に頭に置いて授業をデザインする必要がある」ということが教員間でじわじわと了解され始めました。
「もっとも困っている生徒に合わせる授業デザインが、ひいてはすべての生徒がさらに学びやすくなる授業である」という認識のもとに、いくつかの工夫がじわじわと広がってきました。たとえば……授業の最初に黒板の端にメニューを書いておく―これは落ち着きのない生徒たちが、授業の見通しを持つことができて有効です。英語の授業は英文をワークシート化しておく―書写に困難を抱えている生徒が難なく授業に入れます。プリント類の活字を11ポイント以上にし、行間を十分空ける―視覚からの認識に困難を抱える生徒の苦労を減らします。成績評価のために筆記テストだけでなく口頭試問や発表、作品制作など、多様な評価法を取り入れる―今年度はすべての教科でこのことを実践に取り入れていきたいと思っています。

一般分科会1.生徒会 「生徒会活動と地域イベントの融合」PR

大阪大会チラシに紹介されている、8月9日(日)午前午後通しの一般分科会1.生徒会 「生徒会活動と地域イベントの融合」 吉田 真一(熊本菊池高校)「 地域に根差した教育活動を実践していると、本市(菊池市)に「コミュニティーカレッジ」を創設し、本校(菊池高校)を「コミュニティースクール化」することが目標となった。地域の方々を本校教育活動に取り込み、これまでの取り組みをいかに繋げるかを模索する。」という壮大な吉田実践の1次稿を熊本高生研では、2月と4月に月例会で検討しました。それを基に決定稿が制作されました。
その決定稿を読んだ藤川の感想です。
決定稿では、吉田先生と生徒会執行部の生徒との応答がすごく具体的にレポート化され、ワクワクしながら読み進めることが出来ました。その中でも特にEさんの「先生!民主主義って面倒ですね」という素晴らしい言葉をレポート化出来たことが印象的です。
吉田先生はレポートの最後で、「2013年京都大会で報告した時、「これからがはじまり」と言っていたが、今回も「まだ始まったばかり」で報告を終わらせてもらう。」とありますが、そうではないと思います。
生徒会執行部生徒の皆さんの成長振りを見ますと、強固な基礎づくりが出来て、その上に(今までも壮大な実践だったのですが、これからは質的にやや異なる)壮大な建物が創られようとしていることが読み取れます。
大阪大会に参加予定の皆さん、ぜひ吉田分科会でその奥深い実践を味わいましょう。

リーフレット更新最新版は改訂6月23日2015osaka0623完成版③.pdfです

リーフレット内、
一部分科会が変更になりました。

分科会詳細PRを追って発信していく予定です。

今後とも「高生研2015大阪大会応援ブログ」をご贔屓に!

以前のものをお持ちの方は
お間違いなきようお願いします。
こちら確認ができます。

よろしくお願いします。

全国大会広報担当 アンドウ

生徒を関係性の視点で見る

現場では、生徒を関係性の視点で見る意識は希薄だ。個別の成績の良し悪しや授業態度で、教師はその生徒を評価する。授業は、教師の一方的な授業になりがちであり、せいぜい教師と一部の生徒とのやりとりで終わる。4人班のグループ学習を取り入れ、意見の分かれる問題について班で討論し、全体で班の意見を発表するという授業を続けている。私語が増えたり、まったくグループでの学習ができない班があったりするが、うまくいくこともある。集団的自衛権の行使を認める安保法制について、憲法審査会で3人の憲法学者が違憲であると述べたが、国民の信を得て議会で多数を占める与党と政府は法案採決を考えている。この政府の対応についての賛否を聞いた。各班で、政府の対応について賛成か反対か、そう考える理由を小さなボードに書いてもらい黒板に貼り付ける。生徒は、クラスの他の生徒がこんなことを考えているのかを知り、関係性をつくる機会となっていると思う。(エバンス)

熊本高生研5月例会学習会報告 「熱き思いをぶっつけよ!」

5月学習会の報告です。例年、この5月は教員採用「選考考査」の第二次考査である「模擬授業」とそれに続く「模擬面接」に取り組んでいますが、今回もこの夏、実際に受検される国語と社会のお二人の先生にお忙しい中お願いしました。
まず国語のS先生、快調に「エアー質問」を飛ばす中、生徒の傾注を集め、生徒の答えに対しフォローしそれにコメントを添えていく普段の授業の様子がよく伝わってきました。本人の感想によると、「これまで、生徒の課題に応じた言語活動をどのように取り入れれば、『国語』という教科が授業として成立するかを悩んできたが、今回の模擬授業がその突破口となり得た。」「本番の会場に近い環境で臨むことができた。」とほぼ満足の反面、今後の課題として、「知識にあやふやな面があったり、目あての設定が粗かったりするので、言葉選びを慎重に行っていきたい。」「構想時間(15分間)内に発問を考えたい」と反省材料も得られたということです。今まで、なんと発問はずっとその場の思い付きだったそうです!?聞いてびっくり!一昨年からS先生の模擬授業を受けていますが、発問がその場の思いつきだったとはとても信じられないのですが…。また「パフォーマンスもまだまだ!『実際に生徒が教室にいるような!』と言われるような模擬授業を目指したい。」と
いうことです。S先生は常に指導法を研究し開拓され、今回の模擬授業もやる気満々で、いち早く引き受けて頂きました。
さて次の、日本史が専門のО先生の授業は、戦国時代の終焉を欧州諸国の海外進出と関連させた内容でした。「エアー」ではあったのですが、ICTを取り入れて視覚的な面からも生徒の興味を引くように工夫溢れるものでした。やはり、歴史の授業においては、実物(模造でもよいが…)やその画像に現れた事実がなによりも「歴史を語る」のではないか。そして教師の役目はその「語り」を「通訳すること」ではないかと、当時のヨーロッパ世界をスライドで示すО先生のエアー模擬授業を受けながら、考えさせられました。彼の反省点は「知識的な発問ばかりでなく、もっと考えさせる発問を出せたら良かった」ということです。模擬授業に同席した私たちも通じる反省点です。この3月に「完全退職」された同勤のF先生が職員室から銃(もちろん模造銃)を担いで授業に行かれる姿を見かけましたが、その「銃が語るもの」をどう「通訳」されて、生徒にどう考えさせておられたのだろうか、この報告を書きながら参観しておけば良かったと後悔しています。
授業後の質疑・討論の中で得られたものがあります。面接官役を担われたМ先生から、「問われた質問にただ答えるのではなく、面接官の印象に残るようなインパクトのあるものに!熱き思いをぶっつけよ!」が飛び出しました。目の前の生徒をどう捉え、日頃の授業にどんな工夫しながら取り組んでいるのか。自分の実践に絡めて、答えていくことが大切。アッピールの機会はここしかない。「この15分間の授業」より「のびしろ」を示すことが大切。そういう事だと私は受け取りました。若いお二人だけでなく、老兵ながらまだ現役の私にまで「喝」を入れられた次第です。
模擬授業司会担当 正清

細腕旅行紀シーズン2(イギリス編)その④

こんにちは。沖縄高生研の照屋です。先週、無事に文化祭が終わりました。今年は、体育館での舞台発表(演劇・ミュージカル・音楽コースの演奏会等など)のほぼ全てを鑑賞する事が出来ました。特に音楽コースの演奏会は「音楽と映画」をテーマにしたもので、個人的に好きな映画音楽とダンスで構成されたパフォーマンスには、涙が出るくらい心ゆさぶられました。
しかし、体育館内は暑かった!例年よりも二週間ほど早く沖縄地方は梅雨があけました。最高気温は32℃ほどで、沖縄に来た事がある人はわかるかもしれませんが、夕方7時ころまでは割と明るくて、8時頃になってようやく日が暮れて少しだけ涼しくなります。9月下旬まではこの暑さが続きます。

さて、イギリス訪問の話の続き。イギリスケント州アシュフォードに到着し、生徒たちと一緒に初めて現地の高校へ登校。朝8:30頃に到着すると、ほとんどの生徒たちが来ていました。
「あっ、せんせー!おはようございます」と口々に挨拶してくれる生徒たちはみんな元気そうでした。そこへ現地コーディネーターのピーターさんもやってきて「Good morning, girls! How are you today?」とにこやかに生徒たちに話しかけて来ました。ピーターさんは夫婦でコーディネーターをしていて、彼自身は60歳代(だと思いました。直接は聞かなかったけど)くらいの年齢。とにかく明るくて、いたずら好きなお茶目な人で、うちの生徒たちに大人気でした。
生徒みんなが揃ったところで、ピーターさんの案内で校内へ。お世話になる学校は、イギリスで「6th form」と呼ばれる学制で教育を行っていました。簡単にいうと、小一〜中三までは男子生徒だけで、それ以上の学年になると大学進学を目指した男女共学クラスになります。
低学年の生徒たちは、(初めて見る?)日本人の一行に興味津々そうでした。感心したのは、小学3年生くらい?の子でも、相手がたとえ誰で(年上だろうと、女性であっても)あろうとも、ドアを先に開けて「After you」などと言って通してくれる事でした。Gentlemanの国だなあ、と妙に納得しました。教頭先生(多分、ジェイミーさんだったと思います)の挨拶を受けて、ぼくら一行は図書館わきにある一室をあてがわれました。基本的にここで英会話やイギリスの歴史・文化等を学び、昼食は校内の食堂で食べて、タイミングがあえばその学校の生徒たちと一緒に授業を受けるという内容でした。初日は、うちの生徒たち専任の教師であるマットさんが授業を担当してくれました。マットさんは40歳代半ば(だと思いました。直接は聞かなかったけど)くらいの年齢で、高身長の渋いミドルエイジ、という感じでした。
生徒たちに色々なアクティビティをさせて日本人同士で英語を使うことの抵抗感を段々となくしていく授業展開でした。登校してから2時間ほどたった頃、最初の休み時間。ほとんどの生徒たちは、男子生徒たちと話そうと教室の外へ飛び出していきました。
様子を見てみると、うちの生徒たちはたどたどしくも何とか英語を使い、会話が成り立っているようでした。モジモジして結局誰にも話しかけられなかった生徒もいましたが。
イギリスでの毎日は、生徒たちももちろんですが、僕にとっても刺激的で、あっという間に過ぎていきました。学校では時折スペイン語や音楽、コンピュータ美術や体育の授業に参加したり、ロンドン市内(ビッグベン・タワーブリッジ・バッキンガム宮殿・大英博物館等)やカンタベリー大聖堂・ケンブリッジ等を生徒たちと一緒に楽しく見てまわりました(いろんな失敗談もありますが)。
滞在10日目頃、僕がお世話になっている家に、もう一人スペインから生徒引率でやってきた男性がホームステイする事になりました。
彼の名はセザール。サッカー好きの好青年でした。
彼とマヌエラさんが話しだすと、とても早口になるので、     

(セザールとマヌエラさん)
(セザールとマヌエラさん)

最初のうちはなかなか理解できずに大変でしたが、
二日ほど経つと段々と耳が慣れてきました。
さて、イギリス滞在も残りわずかになってきました。まだまだ
いろんなエピソードがありますが、次回でこのブログも最終回。
「さよならパーティ」と滞在最終日のロンドン巡りを中心に伝える予定です。
それではまた来月。